振り込め 高額被害相次ぐ 1500万円以上 3件

 習志野市で高齢女性3人が相次いで振り込め詐欺の被害に遭い、うち1人は約1600万円をだまし取られたことが、29日分かった。いずれも警察官をかたりキャッシュカードを詐取する手口。6月にも同市と船橋市で高齢女性2人が銀行員や息子を装った手口でともに約1500万円をだまし取られる事件が続出し、県警が注意を呼び掛けている。(宇田薫)

 習志野署の発表によると、二十二日午後一時ごろ、習志野市の八十代の無職女性宅に同署の警察官を名乗る男から「あなたのカードで銀行からお金が下ろされている」と電話があった。女性は銀行員を名乗って訪れた男にキャッシュカード七枚を手渡し、約千六百万円が引き出された。同市のほかの無職女性二人も同様の手口で計約六百十万円を引き出された。

 県警捜査二課によると、同市では六月二十二日にも、女性会社経営者(78)方に銀行員を名乗る男から同じような電話があり、自宅に来た男に渡したカードで約千五百二十七万円を引き出される事件があった。

 翌二十三日には船橋市の無職女性(57)方に次男を名乗る男から「購入した株が震災で暴落した」と電話があり、女性は八回にわたり計千五百九十九万円を振り込んだ。

 同課によると、警察官をかたる振り込め詐欺被害の認知件数は、昨年の四倍を上回る増加ペースだ。一~六月で百九件、だまし取られたキャッシュカードは二百六十六枚、被害総額は二億一千万円に上り、昨年同期の二十四件、五十八枚、三千四百万円に比べ圧倒的に多い。

 典型的な手口は「カードが事件の被害に遭っている」と言葉巧みに暗証番号を聞き出した上で銀行員を装った男が自宅を訪れ、被害者からキャッシュカードを直接受け取る。同課の担当者は「銀行の窓口なら行員の目があるが、この手口だといったん暗証番号が知られたら、止めようがない」と頭を抱える。

 県警は、高齢者への広報活動を強化するなどして、被害抑止に力を入れる。

2011年7月30日

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