振り込め防止コールセンターじわり効果 先回りして注意喚起

 「不審な電話に気をつけて」という高齢者向け電話作戦が、振り込め詐欺などの被害防止にじわりと効果を発揮し始めた。千葉県警が1月に設置したコールセンターからの電話を受けた高齢者の間で、注意喚起が役に立ったとの声が上がっているという。センターはペースを上げて電話をかけ続けており、県警は「今後、さらに効果が出てくるのでは」と期待している。

 「携帯電話の調子が悪いんだ。会社の携帯番号を教えておくよ」

 「声が違うね。息子に聞いてみるよ」

 「…」

 千葉西署によると、千葉市美浜区の62~82歳の女性3人の自宅に21日、それぞれ息子の実名を名乗る男からの電話が相次いだ。だが、女性が二言三言返すと電話は一方的に切れた。

 このうちの1人は「注意喚起を受けていたので、冷静に対応できた」と話しており、他の地域でも「被害に遭わずに済んだ」という声が上がっているという。

 コールセンターでは県警から委託を受けた業者が33人態勢で作業。電話回数は1月末までの累計で5万6551件。1日約3千件のペースだ。県警は「2月に入ってオペレーターの習熟度が上がり、さらに回数は増えている」と説明する。

 やみくもに電話をかけているわけではなく、不審電話情報が相次いでいる地域への対応に重点を置いているという。美浜区では1月下旬に不審電話が多発したため、同25日から2月10日にかけて集中的に注意を呼びかけていた。

 犯行グループは、学校の卒業生名簿などをもとに高齢者宅に電話をかけるケースが多いという。県警は「不審電話がかかってきている世帯の法則を素早く分析し、相手が使っている名簿やリストを割り出して、先回りして予防の電話をかけるようにしたい」と話している。

産経新聞 2月25日(土)12時56分 

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