振り込め詐欺:交際相手妊娠口実に 3月末から20件、「のど痛い」の手口で /栃木

 日光や鹿沼市など県西部を中心に3月末以降「のどが痛くてうみが出た」などと声色をごまかす手口の振り込め詐欺事件が相次いでいる。未遂も含め20件あり、いずれも息子を名乗り、交際相手の妊娠を口実に電話で示談金を要求。被害は5日までに4件で計850万円に上る。県警は、特定の個人情報が漏れ、同一人物が狙っている可能性もあるとみて「不審な電話があったらすぐ警察に相談してほしい」と注意を呼びかけている。

 県警によると、先月30日~今月5日にかけ、日光や鹿沼市、壬生町の計4人が相次いで被害を届け出た。
 日光署によると、2日深夜、鹿沼市の女性会社員(57)方に次男を名乗る男から「のどが痛い。また、電話をかけ直す」などと電話があった。4日午前、男から再び「会社の女性を妊娠させて、子どもをおろした。示談金100万円が必要」などと電話があり、女性は同日午後、日光市内の金融機関ATM(現金自動受払機)から指定された銀行口座に現金100万円を振り込んだ。

 また、栃木署によると、壬生町の無職女性(64)方に4日未明、次男を名乗る男から「携帯電話の(画面が不調で)映りが悪いから会社の携帯にかけて」と電話。同日午前10時半~午後1時10分ごろにかけ、女性の携帯電話に「亭主のある女性を妊娠させた」と示談や中絶の費用を要求。女性は同町内の銀行ATMから計400万円を振り込んだ。他の2人も同様の手口で被害に遭ったという。

 県警捜査2課の調べによると、同様の振り込め詐欺未遂事件も5日までに日光市(9件)や鹿沼市(4件)を中心に16件あった。電話を受けたのはすべて50代半ば以上で、16件中13件が女性だったという。【松本晃、岩壁峻】

毎日新聞 4月6日(金)11時48分

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