詐欺:父の年金不正受給 生存装い446万円 安中署、容疑で再逮捕 /群馬

約9年前に死亡した父親が生存しているように装い、父親の年金計約446万円を不正受給していたとして安中署は6日、住所不定、無職、田村勝被告(56)=詐欺罪で既に起訴=を詐欺と有印私文書偽造、同行使容疑で再逮捕した。
逮捕容疑は、すでに死亡している父親の名をかたって偽造した「年金受給権者現況申告書」を日本年金機構に提出するなどし、07年8月~今年2月ごろの間、計28回にわたり年金を不正受給していたとしている。
同署によると、田村容疑者は今年3月、同署管内の駐在所に「年金を不正受給していた」と自首。その際に田村容疑者が乗っていた車内の黒いポリ袋から人骨のようなものを発見した。同署は、田村容疑者が当時、同市内の旅館に無銭宿泊していたことから詐欺容疑で逮捕し、不正受給についても調べを進めていた。
田村容疑者は父親について「03年12月ごろ病死した」と供述。当時住んでいた神奈川県座間市の自宅床下に遺体を埋め、07年6月ごろ、引っ越しに伴い骨を掘り起こし、車上生活を送っていた最近も所持し続けていたという。人骨はDNA鑑定などから、田村容疑者の父親と判明した。
日本年金機構によると、所在不明の高齢者の問題が注目されたことから、国は10年11月以降、75歳以上で1年間、医療制度の給付を受けていない高齢者に対し、生存確認のため同申告書の提出を求めている。だが、本人が記入するのは氏名と住所だけで、本人以外の記入を見破ることは難しいという。同署によると田村容疑者は「うそをつくことに疲れた」と供述しているという。【塩田彩】

毎日新聞 6月7日(木)12時11分 

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