特殊詐欺:県内で多発 「もうかる」「買い取る」甘言ご注意 被害総額1億5800万円 /滋賀

金融商品取引などを持ちかけ、高齢者らから高額をだまし取る手口の詐欺(特殊詐欺)が県内で多発している。今年は既に26件(9月末現在)発生し、被害総額は約1億5800万円にのぼる。県警は「従来の振り込め詐欺より被害は高額。まずは手口を知って」と呼びかけている。【村瀬優子】

警察が「特殊詐欺」に分類する主な手口は三つ。最多は「高額で買い取る」「必ずもうかる」などと外貨や未公開株、社債、金山などの購入を持ちかける「金融商品等取引」で今年17件発生。未遂は23件あった。5~7月には栗東市の無職男性(88)が「金山を購入すれば、高額な配当金がもらえる」と言われ、約3400万円をだまし取られた。  また、異性紹介会社の会員登録料や保証金などをだまし取る「異性交際あっせん」(発生5件)、宝くじの当選番号や競馬の勝ち馬券を教えるなどと持ちかけ、情報提供料をだまし取る「ギャンブル必勝情報提供」(同4件)などがある。  被害者の男女比はほぼ同じで、平均年齢は64歳。50歳以上が86%を占める。平均被害額は約600万円と高額なのも特徴だ。県警によると、オレオレ詐欺などの「振り込め詐欺」は今年18件発生したが、被害総額は約4900万円、平均被害額は約270万円だ。特殊詐欺の被害総額はこの3倍に相当する。  県警の担当者は「金融商品の購入を勧めるパンフレットを送り、何回か電話をしてくるなど、数カ月にわたってだます場合もある。初期段階で通報してもらえれば、『だまされたふり作戦』で容疑者を検挙することもできる」と話す。「必ずもうかる」「高額で買い取る」という言葉にも注意を呼びかけている。  また、過去に株取引をしたことのある資産家名簿や高校の卒業者名簿などが捜査で押収されており、県警は記載のある県内の約2000人を対象に戸別訪問するなど、警戒を強めている。

毎日新聞 10月27日(土)14時25分

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