海自基地で情報収集か 詐欺容疑 中国人元記者を書類送検

無職と偽って失業手当を詐取したとして、兵庫県警外事課と伊丹署は2日、詐欺容疑で、中国共産党機関紙系情報紙の元特約記者で中国籍の男(42)を書類送検した。男は平成22年9月に沖縄県・尖閣諸島周辺で起きた中国船衝突事件の直後、海上自衛隊の基地で公開された護衛艦などを撮影、情報紙関連の電子版サイトに写真付き記事を掲載していた。兵庫県警は男が取材を名目に海自関連の情報を収集していたとみて調べている。

捜査関係者によると、男は平成11年に来日し、18年から今年3月までの約6年間、中国共産党機関紙「人民日報」傘下の国際情報紙「環球時報」で契約記者を務めていた。

県警は今年5月、同県伊丹市内の自宅や勤務先などを家宅捜索し、海自佐世保基地(長崎県佐世保市)で撮影した護衛艦などの写真約300枚などを押収。男から任意で事情を聴いていたが、7月9日、妻子を残し無断で出国したという。

男は22年9月7日に尖閣諸島周辺で中国船衝突事件が起きた直後の9月19日、海自佐世保基地を訪れ、一般公開していた護衛艦の内部を撮影。環球時報の電子版サイトに写真と記事を掲載するなどしていた。また、帰国後の今年9月には中国のテレビ番組に出演し、海自佐世保基地の様子などを語ったという。

送検容疑は22年3~4月、東京都豊島区の華僑系通信社に就職したのに無職と偽り、伊丹公共職業安定所(同県伊丹市)から失業手当約15万円をだまし取ったとしている。

産経新聞 11月2日(金)14時57分

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