振り込め詐欺など特殊詐欺の手口 被害者4割「知らなかった」 兵庫

 ■額も過去最悪ペース 県警が注意呼びかけ

 振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害者の4割が還付金や融資保証をかたった手口を「知らなかった」と回答していることが21日、県警が実施した被害者へのアンケートで分かった。金融機関の「声かけ」は一定の効果を挙げているが、今年の被害状況は過去最悪のペースで推移。被害実態は依然、認知されておらず、県警はより一層の注意を呼びかけている。

 県警によると、特殊詐欺は、おれおれ▽還付金▽架空請求▽融資保証金-の4種の振り込め詐欺と、金融商品取引名目詐欺などがある。

 このうち、今年1~9月時点で、医療費などの払い戻しを装った還付金詐欺の被害額は昨年の4倍超に急増。振り込め詐欺は約4億8千万円となり、24年の約3億8千万円をすでに超えた。特殊詐欺全体では約16億5千万円で、24年の約19億6千万円に迫る勢いとなっている。

 アンケートは県警生活安全企画課が実施し、県内の被害者235人が回答。被害者は神戸市と阪神地域が全体の7割超だった。65歳以上の高齢者が被害の約7割を占め、性別でも女性が7割となった。

 こうした詐欺の手口を「知っている」と答えたのは約4割だった。一方、「名前を知っていた程度」「全く知らなかった」を合わせると半数を超え、認知度不足がうかがえた。

 また、振り込みの最中に金融機関職員らの声かけが「なかった」と答えたのは6割超。「あった」は約2割だったが、犯人に教えられた通りに被害者が職員に説明すると、振り込みに納得し、被害に遭ったケースもあった。

 一方、声かけで被害を防いだ事例は1~9月に163件と統計を始めた23年以降で過去最多で、3億8千万円以上の被害を食い止めた。県警の担当者は「まずは詐欺の手口を知ってもらえるよう、注意を呼びかけたい」と話している。

産経新聞 10月22日(火)7時55分配信

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