神奈川県内の振り込め詐欺 被害総額は過去最悪41億円超! 県警はDNA作戦開始

 息子を装って高齢者から現金をだまし取るオレオレ詐欺をはじめとした振り込め詐欺の被害が、昨年1年間に神奈川県内で急増した。県警によると、昨年の被害総額は約41億2250万円で過去最悪となった。事態を重く見た県警は今年に入ってさまざまな対策を展開し、被害防止に懸命だ。

 県警によると、振り込め詐欺の認知件数は一昨年までの4年間は1千件未満で推移。しかし、昨年は前年比825件増の1340件で、過去最悪だった平成20年の1988件に続いた。県警生活安全総務課は「極めて深刻な状況」と危惧。14日発表の今年1月の認知件数も92件と前年同期比で倍増。被害額も約1億9200万円に上っている。

 背景には、犯人グループによる電話攻勢の活発化がある。昨年は金融機関の職員による窓口での阻止や詐欺を見破った高齢者らによる通報の件数が一昨年の2~3倍に急増したという。

 被害の大半はオレオレ詐欺で、認知件数は1079件、被害額は約34億5250万円を占めた。そこで県警は、今月の対策月間にあわせて「オレオレ詐欺見破りDNA作戦」を開始。

 作戦の名称は「だまされない(D)」「ニセ息子(N)」「暴きます(A)」にちなむ。遺伝子にまつわる物質をイメージさせることで、被害防止につながる日常的な親子のつながりの大切さを強調する。

 また、見た人の記憶に残るように、黒地に黄文字で「息子はサギ!?」と大書したポスター約1万2千枚を作成し、金融機関や主要駅などに掲示。高齢者らの了解を得て預金通帳に息子の連絡先や合言葉を記す枠のスタンプを押し、金融機関の職員が詐欺を見破りやすくする「絆通帳作戦」も始めた。犯人検挙を担う県警捜査2課もツイッターで発生状況などをつぶやく。

 14日の年金支給日には、県内の金融機関窓口に警察官約1600人を配置し、チラシを配って注意喚起を行うなどした。

 県警生活安全総務課は「電話でお金を要求されたら詐欺を疑って立ち止まり、家族や警察に相談してほしい」と呼びかける。

産経新聞 2月15日(土)10時52分配信 元の記事

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