砺波の女性2800万円詐欺被害 県内今年最大額

■除染費用寄付めぐり

 砺波署は5日、砺波市の1人暮らしの80代女性が7月中旬から8月下旬にかけ、東北地方の放射性物質除染費用の寄付をめぐる特殊詐欺(なりすまし詐欺)に遭い、3回にわたって計2800万円をだまし取られたと発表した。被害額は今年に入って県内で最大。

 同署によると、女性宅に7月上旬、架空の会社の社員を名乗る男から「あなたは弊社に会員登録している」と電話があり、会員番号を伝えられた。その後、岩手県に住むキシダと名乗る男から「東北の除染費用を(会社を通じて)寄付したい。会員登録していないので番号を貸してほしい」と電話があり、番号を伝えた。

 会社から「番号を他人が使うのは違反。キシダは警察に捕まった。あなたも捕まるかもしれない」と言われた。7月中旬に会社から電話があり「逮捕を防ぐには800万円必要」と言われ、宅配便で東京都内に送った。その後も要求されるまま、8月上旬に熊本県内に1500万円、8月下旬は兵庫県内へ500万円を送付。いずれも中身を菓子などと偽るよう指示された。

 9月2日に「明日、現金を返しに行きます」と電話があったのを最後に会社と連絡が取れなくなり、砺波署に相談。詐欺と分かった。

 県警によると、ことしの8月末までの特殊詐欺の被害額(暫定値)は約3億3400万円(前年同期比1600万円増)、件数は82件(同比32件増)と、いずれも過去最悪のペースで推移している。

■息子かたる不審電話 富山高OB宅など  県警捜査2課は5日、富山、高岡、射水、小矢部の4市に住む60~100歳代の男女9人宅に、息子をかたる不審電話があったと発表した。うち2人の息子は富山高校の卒業生だった。同課は特殊詐欺(たのんちゃ詐欺)の前兆事案とみている。

 同課によると、電話があったのは1~4日で、電話口の男から「体調不良で熱がある」「不倫相手を妊娠させてしまった」などと言われ、携帯電話番号を告げられた。いずれも不審に思い、本当の息子に確認するなどして警察に通報したため被害はなかった。

■高齢者用マンション証券買い取りを要求 黒部の80代女性宅  黒部署は5日、黒部市の80代女性に高齢者向けマンションを購入するための証券買い取りを求める特殊詐欺(なりすまし詐欺)の未遂事案があったと発表した。同署によると、女性宅に1~4日、自動車製造・販売会社の社員を名乗る男から、証券を200万円で買い取り、現金を宅配便で送るよう電話があった。女性は5日、不審に思い、同署へ相談した。

北日本新聞 9月6日(土)2時55分

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