富山の女性1800万円特殊詐欺被害

 県内の70代男女がそれぞれ特殊詐欺に遭い、合わせて約1977万円をだまし取られていたことが30日、分かった。東北復興支援や事業資金融資をかたり、現金を宅配便などで送らせる手口で、県警が注意を呼び掛けている。県警が発表した今年の被害総額は既に5億円を突破し過去最悪となっており、被害が止まらない。

 富山南署は30日、富山市内の70代女性が東北復興支援や裁判費用をかたる特殊詐欺(なりすまし詐欺)に遭い、計1800万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、11月下旬にスズキと名乗る男から電話で「通信販売を利用しすぎており、ブラックリストに載っている」と言われ、女性はリストからの削除を依頼。この際、削除に必要として数字6桁を伝えられた。その後、別の男から電話で東北地方への義援金送付を持ち掛けられ、同意。送付に必要な数字をスズキから聞いていないかと言われ、6桁の数字を伝えた。

 後にスズキから数字を教えたことが罪になると脅され、訴訟案件処理を手掛ける会社のイノウエと名乗る男から裁判費用を要求され、12月下旬まで合わせて4回に分けて指示された愛知、大阪の宛先に現金を宅配便で送った。裁判後に現金が戻ると言われていたものの返金されないため、同29日に同署に届け出た。

■魚津でも70代男性が177万円被害  魚津署は30日、魚津市の会社経営者の70代男性が事業資金融資をかたる特殊詐欺(なりすまし詐欺)に遭い、177万7069円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、男性は12月1日に東京の金融業者から勧誘のファクスを受け、翌日、電話で連絡を取り、500万円の融資を申し込んだ。9日に担当者を名乗る男から「事務手数料が必要」と電話を受け、10日に26万7500円を振り込んだ。同日再び「保全預託金50万円も振り込んでほしい」と連絡があり、送金。さらに「融資保証会社にも支払わなければならない」などと求められ、11日までに総額177万7069円を送った。

 その後も融資を受けられないまま金を要求されたため契約をキャンセルしたが、返金されず、担当者とも連絡がつかなくなり、同署に届けた。

北日本新聞 2014年12月31日(水)0時55分配信

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