還付金詐欺 商業施設ATMで急増 監視の甘さ悪用、高齢者が被害

 公務員らを名乗って現金自動預払機(ATM)を操作させ、高齢者らから現金を詐取する特殊詐欺の一つ「還付金詐欺」で、商業施設に併設されたATMを悪用する手口が急増している。岡山県警によると、金融機関以外のATMでの被害は10月の1カ月間で13人1240万円に上り、1~9月の全還付金詐欺被害(16人1480万円)に迫る勢いだ。監視態勢の甘さを狙った新手の犯行とみて警戒を強めている。

 県警によると、還付金詐欺は、何者かが市町村や金融機関の職員をかたって電話してくるのが特徴だ。「医療費が戻るので携帯電話を持ってATMに行ってほしい」などと近くのATMに向かわせ、携帯での会話でパネルの操作方法を指示して現金を振り込ませる。

 金融機関のATMでは、不審な現金の引き出しなどを行員らが随時チェックできる態勢が整う一方、ショッピングセンターやスーパーのATMについては「職員や店員らが常駐するケースはほとんどなく、監視の目が弱いとみて狙われているのではないか」と県警生活安全部。

 県警のまとめによると、10月の還付金詐欺事件の被害者は70~83歳のいずれも高齢女性。うち1人は5回にわたり49万~99万円の計378万円を詐取されたという。

 還付金詐欺を含めた県内の特殊詐欺被害は1~10月で12億6500万円と、過去最悪だった2013年の年間被害額(約11億4150万円)を既に上回る。県警生活安全企画課は「不審な電話を受けたら1人で判断せず、家族ら周囲に相談を」と呼び掛けている。

山陽新聞デジタル 11月29日(日)6時0分配信 元の記事

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