振り込め詐欺、上海でも注意を 日本人の被害が昨年増加

 中国・上海とその近郊で振り込め詐欺の被害に遭う日本人が増えていることが、在上海日本総領事館のまとめでわかった。パスポート情報を悪用されたケースもあり、同総領事館は「個人情報が示されたからといって、すぐに信用しないでほしい」と呼びかけている。

 同総領事館の管轄の地域(上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、江西省)では、2015年の被害は8件(前年比4件増)で、未遂の報告も7件(前年比3件増)あった。犯行では中国語が使われており、日本人を狙い撃ちにしたものではないとみられるという。

 140万元(約2400万円)をだまし取られた男性には、携帯電話会社を名乗る人物から口座が犯罪に使われていると連絡があった。その後、公安だとして教えられた番号に電話。指定されたURLを入力すると、自身のパスポートの顔写真のページが表示された。信用してしまい、指示通りにネットバンクに口座を開設してお金を移してしまったという。

 また、マネーロンダリングの疑いがあると告げられて、裁判所とされるサイトに指定の番号を打ち込んだところ、パスポート番号や顔写真が表示され、最終的に約1万3千元を振り込んだ例もあった。中国では公的機関に限らず、外国人が身分証明のためにパスポートの提示を求められることが少なくなく、何らかの形で個人情報が漏れた模様だ。(上海=金順姫)

朝日新聞デジタル 4月4日(月)13時12分配信 元の記事

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