<生活保護悪用>3容疑者逮捕 C型肝炎新薬を詐取

 医療費が無料になる生活保護制度を悪用してC型肝炎の新薬「ソバルディ」をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊は21日、神奈川県藤沢市、職業不詳、森川洋容疑者(42)と東京都町田市、無職、岡村鉄哉容疑者(48)ら男女3人を詐欺容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は1~3月、生活保護制度を悪用し、相模原市内の病院から3回にわたり、ソバルディ計84錠(約520万円相当)を無料でだまし取ったとしている。いずれも容疑を認めているという。

 同隊によると、岡村容疑者は生活保護を受けながら実際にC型肝炎で、昨年12月ごろに森川容疑者から「ソバルディは高く売れる」と転売を持ちかけられたという。処方された薬は森川容疑者に渡し、報酬を受け取っていたとみられる。

 森川容疑者は「知人に頼まれた」と供述しており、同隊は暴力団が関与している可能性もあるとみて調べる。

 ソバルディは米製薬会社が開発し、国内では昨年5月に発売されたC型肝炎治療薬。日本人のC型肝炎患者の約3割を占めるタイプが対象で、臨床試験で95%と高い有効率が確認されている。重い副作用を伴うことがあるインターフェロン注射が不要になり、1日1錠の服用で治療期間が12週間と短い。

 その画期性などから、当初は1錠約6万1800円と高額だった。今年4月からは年間売り上げが想定を超えたことなどから、特例によって約4万2000円に下がった。調査会社IMSジャパンによると、昨年7~9月の売上高は約432億円で医療用医薬品のトップだった。【斎川瞳、高野聡】

毎日新聞 6月21日(火)21時34分配信 元の記事

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