富士吉田署「ボイスポリスマン」活躍期待 その振り込み「詐欺です」 山梨

高齢者を狙った電話詐欺を未然に防ぐため、富士吉田署は管内の金融機関の現金自動預払機(ATM)コーナー10カ所に、「ボイスポリスマン」を導入した。県内では初めての試み。等身大の警察官のパネルの前を利用者が通ると、人感センサーで感知し、注意喚起の音声メッセージを流す仕組みだ。同署によると、利用者の反応は「警察官の声だから効果的」と上々。被害防止が期待されている。

山梨中央銀行吉田支店(富士吉田市下吉田)の駐車場内にある無人のATMコーナー。ボイスポリスマンの前を通ると「その振り込み大丈夫? 電話でお金の話は詐欺です。すぐに110番通報してください。富士吉田警察署です」という音声が流れる。

ATMを利用した近くの主婦(73)は、「注意喚起され、立ち止まって考えられるのでありがたい。間違って振り込む心配がなくなりますね」と話した。

同署生活安全課によると、今年の管内での電話詐欺被害は、1件(被害金額は約200万円)という。ただし、市職員や税務署員を装った犯人グループによる「払いすぎの税金や医療費を還付します」といった還付金詐欺の「アポ電」が頻繁に発生している。

被害者をATMへ誘い出すアポ電の件数は、26年は51件、27年が87件と増加しており、未然防止が大きな課題となっている。

同署では今後もボイスポリスマンの導入を積極的に進め、来月には利用者の多いATMコーナー10カ所で増設する予定という。

県内ではこのほか、音声メッセージが流れる機器が付けられたATMもある。ただ、上野原署管内の29機と日下部署管内の2機にとどまっている。

県警によると、年明けから6月20日までの電話詐欺被害は、前年同期比で2件多い45件。このうち、還付金詐欺は同8件増の18件とほぼ倍増している。県警生活安全企画課は「非通知の電話は詐欺の可能性が高い。お金の話が出たら詐欺と考えて」と注意を呼びかけている。

産経新聞 7月21日(木)7時55分配信 元の記事

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