<開運サイト詐欺>陰陽師かたり「億万長者に」580万被害

 京都弁護士会は、高額料金を請求する詐欺サイトの被害者を救済するため、24日午前10時~午後5時に無料の電話相談(075・231・2500)を開設する。これを前に、開運サイトで高額の金を消費した京都府内の女性会社員(50)が取材に応じ、いきさつを語った。今年2月に弁護団に相談するまで、女性は約580万円を使ったという。【川瀬慎一朗】

 ◇「やめると水の泡」不安突く

 女性は昨年6月、占師らによる開運サイトに「簡単な気持ちで」かかわるようになった。携帯電話のニュースサイトに開運サイトの広告があり、初めは生年月日を入力するだけだった。サイトからのメールに有料で返信するシステムで、1通150ポイント(1500円)が必要。初回の2通は無料、3000円で2日間相談し放題で、次第に金額が膨らんだ。

 陰陽師や神父などをかたる鑑定士から次から次へとメールが届き、「二度と無いチャンス」「億万長者になれる」など甘い言葉で誘った。支払いはクレジットカードや電子マネー。高額購入するとサービスポイントが付き、一度に5万円分購入することもあった。金運を上げるためと称して同じ数字列を何度も送らされ、1日約30通になる日もあった。

 徐々に生活が苦しくなったが「お金をつぎ込んでいたので、運気を上げて回収したかった」と打ち明ける。サイトからも「途中でやめると水の泡になる」などのメールが届いたという。今年2月までに約3000通を送信。やりとりした鑑定士は40人にも及んだ。

 たまたまインターネットの検索で詐欺被害の声を見つけ、自分もだまされていると気付いた。その後、府消費生活安全センターへの電話相談から弁護団にたどり着いたという。

 女性は「今振り返ると愚かだったが、『この後良いことがあります』などと言われ、もう少しだけという気になった」と説明する。弁護団はサイト運営会社などに連絡し、最終的に約480万円回収できたという。

 府内では、有志の弁護士約20人で組織する「出会い系サイト被害対策弁護団」が対策に取り組んでいる。昨年は18件の相談があり、今年は8月8日現在で7件。弁護団事務局の高橋映次弁護士は「相手は人の心理を突いてくる。何かおかしいと感じたら無料電話相談を活用してほしい」と呼びかけている。

毎日新聞 8月11日(木)16時49分配信 元の記事

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