<4億円詐取容疑>佐川印刷元役員を逮捕 京都地検

 総合印刷会社「佐川印刷」(京都府向日市)の子会社の資金に絡む不正流用事件で、京都地検は15日、逃亡先のフィリピンから強制送還された佐川印刷元役員、湯浅敬二(63)と、湯浅容疑者の元部下の宮口孝(63)の両容疑者を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕した。地検は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は2014年9月、共謀して子会社「エスピータック」(同府亀岡市)の銀行口座から約4億円をインターネットバンキングで不正に引き出し、だまし取ったとされる。

 佐川印刷によると、湯浅容疑者は07~14年、シンガポールでのサーキット場建設(約57億円)▽湯浅容疑者が設立した不動産会社への資金(約16億円)▽京都府南丹市のゴルフ場買収(約12億円)▽モンゴルの金融機関への増資(約4億円)--などに流用したという。

 捜査関係者によると、湯浅容疑者は知人男性に投資を持ちかけられ、南丹市に寺院を持つ宗教法人の口座などを通じて送金していたとみられる。宮口容疑者はエス社の経理を担当し、湯浅容疑者の指示で送金手続きをしていたとみられる。

 湯浅容疑者は15日、フィリピンから成田空港に帰国。伊丹空港経由で京都地検に護送された。湯浅容疑者に接見した男性弁護士によると、「不正送金という認識はなかった」と述べて容疑を否認したという。

 信用調査会社によると、佐川印刷は1970年創業で佐川急便グループが主な取引先。【花澤葵、鈴木理之】

毎日新聞 11/16(水) 0:52配信 元の記事

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